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きりたんぽ鍋の本場は秋田の県北にあたる大館地方です。
昔からこの地方の人々は、炭焼きや狩猟のため山にこもるとき、保存のために杉で作った串にご飯を細長く巻き付けて炭火でこんがりと焼き、山で仕留めた雉(キジ)や山鳥、とともに山ごぼうやキノコなどと煮込んで食べたことから始まったと言われ、その美味なことは広く知られています。
きりたんぽは、 硬めに炊いた新米をすり鉢で粘りが出るまでこね、杉の串に巻き付け、囲炉裏の火の側に立てかけて焼いたものです。
冬場は是非、きりたんぽ鍋をどうぞ。
秋田県民が大好きな魚で県民魚にも選ばれている「ハタハタ」。
ご飯とこうじを使って漬け込む「ハタハタずし」は、ガッコ(漬け物)同様に漬け方は各家によってさまざまで、秋田県民にとってはおふくろの味ともいえます。
昔から作られている郷土料理で、冬の保存食品でもあります。
また三大なれずしのひとつです。
雪国秋田県の伝統的な冬の漬け物で、干し大根が凍るのを防ぐために大根を囲炉裏の上に吊るして燻して乾燥させ、乾燥させた後に通常のたくあんと同様に塩と米ぬかで漬け込みます。
燻製の香りがするたくあんとして有名です。
ちなみに、秋田では漬物のことを「がっこ」と言います。
石焼き料理
男鹿の漁師たちが昼になると、獲った生の魚介類を桶に入れ、そこへ火鉢で真っ赤になるまで焼いた小石を放り込んで、瞬時に煮えたぎらせて食したというのが始まりで、漁師たちの知恵から生まれた豪快な料理です。
男鹿半島の名物料理ですので男鹿に行った際は是非食べてみて下さい。
しょっつる貝焼き
「しょっつる=塩魚汁」とは、魚醤のことです。
秋田では主に”ハタハタ”でダシをとられたしょっつるで作られ、ホタテの貝殻を鍋代わりにして魚介類を焼く料理です。
ちなみに、しょっつる貝焼き・・・かやきと呼びます。
熊肉と大根をみそ仕立てで煮たものを熊鍋、それに豆腐を加えしょうゆで味つけしたものを熊かやきと言います。
秋田県を代表する郷土料理です。
熊肉の代わりに鯨を入れて作る鯨かやきも秋田県の郷土料理です。
納豆汁は秋田県の伝統的な家庭料理で、日頃の食卓だけではなく、いろいろな行事には欠かせない郷土料理です。
栄養豊富な秋田の山の幸を保存する文化と発酵食品の納豆と味噌の発酵食文化が一緒になって、作りだされる、最高のおもてなしの郷土料理です。
また、納豆はしっかりとすりつぶされるので、形としてはありませんがしっかりと納豆の味が感じられます。