特選食材人気ランキング
全国第2位の生産量を誇ります。
蜜入りで甘い「ふじ」がよく知られていますが、無袋栽培で太陽をいっぱいに浴びた「サンふじ」が80%を占めています。
また長野オリジナルの品種もあり、「シナノスイート」、「秋映(あきばえ)」、「北斗」など新品種の改良を盛んです。
ぜひ現地でお好みの味を見つけて下さい。
野沢菜の先祖は実は京都出身です。
というのは、昔、野沢のある寺の和尚さんが京都へ遊学した際に天王寺蕪(かぶ)の種子を持ち帰り植えて栽培したところ、野沢の風土・気候によって変化し、葉・茎丈の大きな現在の形になったのです。
野沢温泉の地から「野沢菜」と付けられました。
野沢菜漬けがポピュラーですが、郷土料理のおやきの具としてもよく合い、長野県では身近な野菜です。
穂高町で栽培が盛んです。
「水わさび」と呼ばれる種類で全国で生産量第1位を誇ります。
長野の「そば」の薬味としてはもちろん、「わさび漬け」も美味しいです。
現地で食べられる「わさびソフトクリーム」は個人的にオススメです。
おなじみの「えのきたけ」・「なめこ」は日本一の生産量を誇っています。
長野はまさにきのこの宝庫です。
「やまびこしめじ」という長野県独自のきのこもあります。
これが改良された「Superやまびこしめじ」は歯ごたえがあり苦味も少なく、きのこが苦手だった人には試す価値があるのではないでしょうか。
また、山によっては松茸も採れます。
佐久地方では江戸時代から鯉の養殖が盛んでした。
もともとは佐久の呉服商が大阪・淀川の鯉に感動し持ち帰ったのが始まりで、今では鯉を食べる習慣は長野県全域に広がりました。
佐久の鯉の養殖の特徴は、水田で養殖をする「稲田(水田)養殖」です。
臭みが指摘される鯉ですが、佐久鯉は新鮮できれいな水で育ち臭みが無いのが特徴です。
山国・長野にはたくさんの山菜があります。
ふきのとう、こごみ、うど、ぜんまい、わらび等を使った料理は特別に特徴があるわけではありませんが、素材そのものの美味しさを味わってほしいと思います。
天ぷらにしても良し、茹でて醤油でシンプルに食べるも良し、長野名物のそばと一緒に山菜そばにして食べるのも美味しいです。
千曲市(旧・更埴市)森地区は日本一の「あんずの里」として親しまれています。
春になると桜より一足先に開花し、およそ10万本と言われるあんずの花でピンク一色になります。
6月ごろからあんず狩りができます。
あんずの里には歴史があり、伊予宇和島藩主伊達宗利候の息女豊姫が、松代藩主真田幸道候に杏の種を持参したのが始まりだそうです。
山々に囲まれた長野県の人々にとって、魚と言えば昔から「川魚」でした。
北信(北信州)地方の岩魚、中信地方の養殖が盛んな虹鱒(にじます)、南信地方の山女魚(やまめ)などあります。
川魚は生臭く火を通すと身がパサパサするとよく言われますが、長野の質の良い水で育つ川魚は臭みが無いので刺身でも食べられるほどです。
個人的に岩魚の刺身は淡白な白身で弾力ある歯ごたえがあり好きです。
刺身の他には塩焼きがポピュラーです。
岡谷市が面する諏訪湖は天竜川の源で、うなぎの漁獲高が多いことで有名です。
岡谷には「うなぎのまち岡谷の会」があるほど消費量も多いです。
市内には鰻料理を楽しめるお店も数多くあるので岡谷を訪れた際は一度味わってみて下さい。